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映画のレビュー&考察

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に出てくるハルクの新キャラクター「スマートハルク」とは?

 

1.映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に出てくるハルクの新キャラクター「スマートハルク」とは?

「スマートハルク」とは、もともと別個の人格だったブルース・バナーとハルクの人格が融合し、1つになったものです。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのハルクは、「スマートハルク」として自分の思うようにコントロールが自由自在なキャラクターになっていました。

「ずっとハルクを病気みたいに思ってきたが、」

「彼が決め手だったんだ。」

「それで1年半かけて、」

「脳と筋肉を融合させた。」

「それがこれさ。」

「いいとこ取り。」

そして子供に写真をせがまれるような、親しまれるキャラクターになっています。

もともとは一般市民にとっては、自分たちの平和な生活を侵される迷惑な存在みたいなものだったのですが。

それが「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではがらっと変わって、180度全く逆のようなキャラクターに変貌していたのです。

2.ハルクの弱点とは、もともとそのパワーをブルースが制御できないことだった

ハルクは映画「アベンジャーズ」で初めてアベンジャーズ・チームに合流。

それ以来生身での強さで言えば、アベンジャーズ・チーム最強を誇るキャラクターであったと言えます。

難点なのは、1度怒ってしまうとそのパワーを制御できないこと。

ブルース・バナーとは別のハルクとしての人格に成り代わってしまうので、もうその時にはブルースはハルクをコントロールできない。

そういった役回りでした。

だからこそ、あのダイナミックで見ごたえのあるバトル戦を展開できたとも言えますが、政府や市民にとってはやっかいな存在...

また「マイティ・ソー / バトルロイヤル」では長い宇宙生活で精神的におかしくなったのか、目の前にいるソーの存在にも気づきません。

危うくソーはやられてしまうところでしたが、辛くも逃げ切り、2人でサカールを脱出するわけですが、これまでのパターンとしては制御できないキャラクターとしてのハルクが巻き起こす事件、というものが物語の設定としてあったわけです。

それが「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、もはやマイホームパパの如くのキャラに。

この「スマートハルク」は当初「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で登場させようというアイデアもあったようです。

しかし時期尚早ということで見送られました。

「インフィニティ・ウォー」ではまずサノスに負けて挫折。

その挫折経験を経て、ブルースは「スマートハルク」の開発に成功する。

このような流れにしたかったようですね。

3.今後のマーベル・シネマティック・ユニバースMCU)におけるハルクの展望のゆくえについて

そして今後のハルクはどうなるのか?

まずハルク単独作品ですが、これは権利関係等の問題があり、現在実現の可能性が薄いと言われています。

またインフィニティ・ストーン発動の際に右腕に大損傷を起こしています。

この伏線としての回収はあるのか、どうか。

あるとしたら、今後どこか別の作品でそのエピソードが展開されうるかもしれません。

ハルクのキャラならどこにも突っ込めそうですが、あるとしたら「Doctor Strange in the Multiverse of Madness」か「Thor: Love and Thunder」あたりでしょうか。

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」では、ブルースがハルクを呼び出しても、何故かハルクは登場を拒んで、出てこないという状況に遭遇し、肝心な時に出てこなかったら意味ないじゃんという不安定な時期を経ていますので、制御できるようになった今だからこそ、ハルク単独作品を出してもいいのじゃないかという気もします。

もし今ハルク単独作品を出せば、よっぽどのことがない限りヒットするはずです。

しかしマーベル・シネマティック・ユニバースMCU)はもともと権利関係が複雑なためか、過去なら出せたはずのハルク作品が出せなくなってしまっているようです。

もともとは3部作の予定だったはずなのですが。

今後はアベンジャーズの他のキャラと絡むしか登場の機会がなさそうですね。

個人的にはマーク・ラファロにもっと出てきてほしいです。

今回の記事はこれで終わりです。

それでは最後まで読んで頂いてどうもありがとうございました。